『蝶々夫人』衣裳コーディネーターの仕事

 

 

10月半ば本番だった『蝶々夫人』、衣裳クリーニングに出したり、輸出用リストを作ったり…

23箱の衣裳は、やっと次の公演地ドイツへ旅立ちました。

この後小道具等が積まれるのでまだスカスカ

 

 

次は2020年4月『蝶々夫人』(宮本亞門演出)ドレスデン・キャストにて再演です。

 

私の立場、衣裳コーディネーターとは?ですよね。

デザインを実物に起こす生地提案から型出し、制作者探し、公演中のスタッフ手配、

衣裳の全てに関わります。

 

1年前、2019年12月帰国中の高田賢三さんを混ぜて、関係者の顔合わせをしました。

4月末に賢三さんのデザインが出始め、、

「織る?糸からですか!?」と遅いスタートを焦り、大学時代の友人に相談、

一緒に進んでくれる機屋さんを紹介してもらいました。

 

その頃、賢三さんの雑誌インタビューに立ち会ったり。

育ち、洋服への道、フランス行き、挫折、ブランド立ち上げ……そして今回のオペラ衣裳デザイン。

「ものすごいプレッシャーを感じています。」

という言葉はそのまま、

「私もプレッシャーどころじゃないですよ。」

って思いでした。

 

蝶々夫人衣裳用の織物、ファーストサンプルと

 

 

もう1種のデザインも合わせ、この後3度の直しや調整、

機屋さんは文句も言わず「もっと行けるはず!」と総力を尽くしてくださった!!

 

デザイン毎に製作者へ声をかけ、生地サンプルを探す。

賢三さんが帰国の度に、生地提案やプリントの技法を話し合う。

滞在中のホテルへキャストを呼び、6月から何度もトワルチェック。

 

本生地のフィッティングは8月末なのに、気の遠くなる気の抜けない夏を皆で通りました。

 

8月末に稽古が始まると、演出上の変更に伴って衣裳が増えたり変更が続出。。

身体が3つあれば良いのに〜〜となり、周りに少しお願いしてみたり…

8月末からの波は数多く、大きかったです。

予算内に納まるのかと…節約してるが不安になり始める9月。

 

 

何かを決める時に、賢三さんは「どう思いますか?」と聞いてくれるんです。

その度に私は

大ホールの舞台上で照明が当たった状態を想像して

「客席からは、きっとこう見えるはずだから、こちらが良いのでは」と返事をする。

「じゃあ、こうしましょう」と進んでいく感じ。

 

私が生まれる前からフランスでブランドを持ち、活躍していた方が

こんなに意見を聞いてくれるというのは、あまり無いですよね。

それだけで、凄い勉強をさせてもらっていると感じました。

 

東京文化会館で

 

 

本番の成果は、SNS等でも流れていた通りです。

賢三さんが望むところの「本物の日本、日本の美意識が表現できれば…」は達成出来たのかな。

日本発信の、日本、ドイツ、デンマーク、アメリカ、4ヶ国の共同制作でした。

 

 

 

武田は暫くインプットの時間に入ろうと思います。

 

 

 

 

 

          

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